エネファーム って 何 ?

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『エネファームについて』

燃料電池とは

 燃料電池とは名前に「電池」とありますが、発電装置の一種です。
「水素」(H)と「酸素」(O)を化学反応させて、直接「電気」を発生する装置です。
この時排出されるのは水だけなので環境に優しいシステムということ、直接電気エネルギーに変換できるため理論効率が高いといえます。(送電ロスがない)

 水(H2O)に電気を通すと水素(H)と酸素(O)に分解されますが(水の電気分解)、エネファームが利用するのはこれと逆の原理です。水素と酸素を化学反応させて電気をつくります。
また、発電の際に発生する熱を利用してお湯をつくります。

燃料電池の種類

 燃料電池は、中心にある電解質を2つの電極ではさんだ構造をしています。この電解質の種類によって①固体高分子形 ②りん酸形 ③溶融炭酸塩形 ④固体酸化物形 ⑤アルカリ形の5つにわけることができます。
 電解質とは、電子を通さず、イオンのみを通す物質のことで、液体や固体のさまざまなものが有ります。燃料電池では、電解質を通れない電子が外部回路を流れ、電気を取り出すことが出来るのです。

 ①固体高分子形(PEFC)燃料電池がエネファームの名称で一般家庭用用途として商品化されたタイプのものです。
 

エネファームの構造

①燃料処理装置
:LPガスと水蒸気を反応させて水素ガスを取り出す装置です。
②空気供給装置
:空気(酸素)を燃料電池スタックに供給します。
③燃料電池スタック
:燃料電池の心臓部です。水素と空気中の酸素を化学反応させて直流電気を作ります。
④インバーター
:燃料電池スタックで作られた直流の電気を家庭の中で使われているのと同じ交流電気に変換する装置です。
⑤排熱回収装置
:燃料電池スタックで発生した熱を回収し、お湯を作ります。
⑥貯湯槽
:排熱回収装置で作られたお湯をため、必要な時にお湯を供給します。
⑦バックアップ給湯器
:貯湯槽のお湯が足りなくなったときに作動してお湯切れを防ぎます。

工事内容・価格・補助金

 家庭用燃料電池(エネファーム)の構成機器は、燃料電池発電ユニットと貯湯ユニット、リモコンユニットとなります。設置スペースのほかにメンテナンススペースを含めたスペースは約2.7m×0.9mです。
 燃料電池の価格はメーカーや機種によって違いますが、補助金制度が有ります。

    詳しくは組合員(販売店)にお尋ねください。