Q&A

『LPガスの正しい使い方』   『もしも・・・の時は』    

LPガス保安センターについて

LPガス保安センターって何?

エルピーガス(プロパンガス)をお使いのお客様の安全を保つため、定期的に法定点検調査を行う保安機関です。

LPガス保安センターはいつからあるの?

昭和63年に設立しました。

何をするの?

ボンベ等の設置の場所や方法、ガス管に漏れがないか、ガスレンジ等の接続方法や安全装置などを点検調査します。

法律で決まっているの?

『液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律』(昭和42年制定)に基づき行います。

誰が頼んだの?

ガス販売店(組合員)より委託されています。

どんな人が来るの?

保安センターのベテラン調査員がお伺いします。
『LPガス法定保安点検のお知らせ』でご案内の後にお伺い致します。
この『票』のQRコードからアクセスすると担当調査員の写真がご覧頂けます。またダイレクトコールも出来ますのでご利用なさって下さい。

留守の場合は?

お留守の場合は『ご不在連絡票』でご案内いたします。
この『票』のQRコードからアクセスすると担当調査員の写真がご覧頂けます。またダイレクトコールも出来ますのでご利用なさって下さい。

家の中に入るの?

ガスレンジ等のガス器具を点検するため、お宅にあがらせて頂きます。

時間はどのくらいかかるの?

15分程度です。

費用はかかるの?

組合員(販売店)が負担しますので、お客様は無料です。

点検を受けなかったらどうなるの?

不在処理とさせていただきます。又は、点検拒否の書面にハンコを頂き組合員(販売店)に戻します。
しかし、その後は組合員(販売店)が点検にお伺いする事に成ります。

留守の場合、どこに連絡すればいいの?

担当調査員の携帯電話に直接連絡して頂くのが一番早い方法となります。

調査員が回る所は決まっているの?

基本的に担当地区は決まっています。時々他の地区を手伝う事があります。

センター事務所に連絡したいのですが?

事務所営業時間中(平日9:00~17:00)は TEL 076-291-7710(FAX 076-291-8286)へご連絡ください。

ガスについて

LPガス(エルピーガス)って何?

英語でLiquefied petroleum gas (液化石油ガス)のこと。
ドイツ語ではプロパンガスと言います。
主に業務用に使われるブタンガスとともに、常温で250分の1の体積に液化でき、 容器(ボンベ)によって持ち運びに便利なため、街中でも郊外でも山でも海でも使用できます。

都市ガスとLPガスの違いは?

都市ガスは大都市を中心にメタンガスを供給しています。
 液化すると英語でLiquefied natural gas (液化天然ガス)となります。
 しかし液化には-162℃以下の冷却が必要なので、供給はガスの状態で送られます。
 持ち運びには向かず、地中配管で送ります。

LPガスの性質

無色無臭無毒で、天然ガスも同じです。漏れた時のために「たまねぎの  腐った様な臭い」(メルカブタン)をわざと加えています。常温でLPガスは空気より重く、天然ガスは空気より軽い。従ってガス漏れ警報器は、LPガスは足元。天然ガスは天井付近に付けます。

都市ガスとLPガス、どっちの火力が強いの?

天然ガス(メタンガス)とLPガス(プロパンガス)の同体積あたりの火力比は約1:2。天然ガス2立方メートルとLPガス1立方メートルが大体等しくなります。料金比較の目安にしてください。

ガスはどうして爆発するの?

LPガスそのものは燃えません。空気中の酸素と適度に混じり合うと燃えます。(燃焼範囲9.5~2.2%)  ガスコンロはガスと空気を適度に混ぜて燃やす器具です。つまり小規模の爆発です。 しかし空気中に多量のガスがあると大きく燃えます。いわゆる爆発です。だからガス器具にはガス漏れを防ぐいくつもの安全装置が付いています。

立ち消え安全装置とは?

爆発を無くす為に、ガスコンロの安全装置があります。火を着けたつもりが着いていない時、煮こぼれなどで火が消えた時ガスを止めます。逆に、火が着いていて熱を感じる時、ガスの弁を開きガスを流します。この他に、天ぷら油が加熱オーバーで発火しない様にガスを止める過熱防止装置が付いています。温度設定やタイマーが付いたガスコンロもあります。

ガスボンベは爆発しないの?

ガスボンベ(容器)には、ガスを充填できる期限を赤文字で表記しています。期限の過ぎたボンベは、検査場で圧力検査を受け、合格したボンベに新しいバルブを付け、塗装をします。バルブにはボンベが異常に熱くなり、圧力が上がった時、徐々にガス抜きをします。破裂を防ぐ訳です。

どうして天ぷら火災になるの?

天ぷら油は360~380℃になると自ら発火します。従って、ガスコンロには料理に不必要な250℃を越す状態になった時、ガスを止めて火災を未然に防ぐ過熱防止装置が付いています。消火器を用意する前に過熱防止付きコンロを使いましょう。